ザンちゃんのブログ 東雲家 改造の話

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 もうりさんの小説で、初が賢治郎さんちに、連絡も無しに突然お邪魔しちゃうという、図々しい事してて面白かったので、そうするに至った経緯を書いてみた。

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 斎乃家へ向かう車の中。キヨテルが顔をしかめて、初へ小言を言う。
「マスター、いくら何でも連絡も無しに、しかもこんな時間に人様の家に行くなんていけませんよ……。」
「早く改造して貰いたいしー、駄目だったら帰ればいいだけでしょ。気にしない、気にしない。」
「でも……。」
 キヨテルは不満顔だ。初だって図々しいのは充分承知している。しかし、今まで無理だった、あれやこれやが出来るようになると思うと、初は我慢することが出来ないのだ。
「改造して貰えば、キヨテルとキス出来るようになるんだよ。」
「したければ、今すぐにでもすればいいでしょう。」
 キヨテルはいつもこうだ。自分がどうなるか、分かっているのだろうかと初は不思議に思う。
「今したらキヨテル壊れちゃうんだけど。」
「改造されて壊れるかもしれないんだから、同じじゃないですか……。」
「してはいけない行為をして壊れちゃうのと、壊れるかもしれない可能性があるってのは違うでしょ。それに、賢治郎君には斎乃キヨテルって成功例があるし。」
「自分の大切なキヨテルの改造と、我が儘な他人のキヨテルにする改造が同じになるとは思えないです。」
「それって、賢治郎君に対する侮辱じゃない? 失礼なこと言っちゃ駄目。」
「う……。」
「改造されるのが怖いのは分かるし、僕を責めるのはいいけど、人を貶めるのは駄目。」
「ごめんなさい。そんな意味になってしまうとは思ってませんでした……。」
「僕のケアが足りないのかな? 不信感もあるのかもね。だって、キヨテル自身はセックスしたいわけじゃないもんね。」
「……。」
 キヨテルが俯く。
「なのに、改造なんて怖い目に遭わないといけないのはキヨテルで、得するのは僕ばかり……とか。」
「そこまでは思ってませんけど……。」
「知らない世界だし、僕が今まで遊んできたのも知ってるから、良さが分からないのも仕方ないけど……。」
 初を背伸びをすると、キヨテルの頬にちゅっと軽くキスをした。「改造が成功したら、キヨテルに快感だけじゃなくて、愛情も伝えていけたらなって思うよ。」
「マスター……。」
「僕はキヨテルを愛してるんだよ。セックスは愛を伝える手段の一つであって、キヨテルの体を使いたいってわけじゃないんだよ。分かって欲しいなあ。」
「はい……。」
「じゃ、賢治郎君のうちに電話かけて。」
「分かりました……。」
 キヨテルが受話器に手を伸ばした。


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 そしてもうりさんの小説へ。ピクシブにあるよ。


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