ザンちゃんのブログ 降谷家 お尻叩き2 M/M 書きかけ

「実際はともかくとして、僕は成人設定なんです。なのに、小さい子のように、膝に乗せられてパンツを下されて叩かれるなんて、恥ずかしいんです……。」
「その恥ずかしいのがいいんじゃないか。」
 降谷がとんでもないことを言い出した。
「何言ってるんですか……。それに、僕はマスターの膝の上で、恥ずかしがってる顔なんか見えないでしょう?」
「確かに顔は見えないが、結構分かるもんだぞ? 身を捩ったり、尻を手で隠したり。可愛いんだよなあ。」
 降谷は笑っているが、キヨテルには理解不能だ。
「意味が分かりません……。」
 キヨテルは俯く。「和則さんはそういう人じゃないと思ってたのに……。」
「んー?」
「あの人も、時々分からないことを言ってました。」
「ふーん。まあ、人間同士でも、完全には理解し合えないこともあるんだから仕方ない。そんなもんだ。」
「そうですか……。」
「異性愛の奴に同性愛の気持ちは分からないし、ノーマルな奴にはアブノーマルな世界は理解出来ない。俺は両方だから、中々大変で……。」
 キヨテルは降谷に抱き寄せられた。「今はキヨテルが居るから、幸せだ。」
「……僕は見つけにくい理解者の代用品ですか。」
「また、そーゆーことを言う。」
 降谷が顔をしかめる。
「ご免なさい。代用品にするなら、僕みたいなめんどくさいのは売って、もっと普通のアンドロイドを買いますよね。……あっ。」
 キヨテルは降谷の膝に乗せられ、お尻を叩かれ始めた。
「だーかーらー、そーゆーことを言うなって。俺の愛を信じろよ。」
 降谷がキヨテルのズボンとパンツを下ろしながら言う。
「いたっ、ご免なさい、信じています……。でも、僕は前のマスターを忘れられないし、貴方には色々迷惑をかけていて……。痛いです……。」
 キヨテルは溜め息をつく。「お尻をぶたないで欲しいってお願いしてるのに、ぶつなんて酷いです……。」
「キヨテルが悪い子だからだろ。それと、別に俺は迷惑とは思ってない。苦しんでるお前に、何もしてやれないのは歯がゆいけどな。」
「と・とりあえず、お尻をぶつのを止めて下されば、少し楽に……。」
「叩かれてるのに余裕だな、お前。」
 降谷は面白そうに言う。「そういう機転が利くのか。ほんと見た目の中身も人間だなあ。」
「感心してないで、ぶつのを止めて下さいよ。痛いです……。」
「じゃあ、もう卑下しないって誓えるか? 俺の愛を信じるか?」
「誓います。信じてます。」
「本当に?」
「本当です。」
「なら、いいだろう。」
 降谷が抱き起してくれた。
「うう、痛いです……。ああ、またお尻が赤くなってしまいました……。」
 キヨテルは、お尻を撫でながら溜息をついた。
「そういう機能があるんだから、当然じゃないのか。」
 お尻を軽く揉まれた。「んー、良い色だ。」
「ぶたれたお尻が赤くなるのも、惨めで。」
「その感覚はよく分からないな。でも、エロ系漫画の尻叩きされた後のシーンだと、赤くなるのを気にするんだよなー。俺はあれが不思議で。赤くなったって別に良いだろ。」
「だって頬っぺたが赤くても、照れてるのか、寒くて赤いのか、ぶたれたのか分かりませんけど、お尻だったらぶたれた一択しかないです。」
「誰かに見せる場所じゃないんだから、そんなのどうでもいいだろ。」
 降谷がキヨテルのパンツとズボンをあげながら言う。
「僕の気持ちの問題です。ですから、ぶつにしても、せめて別の場所にして下さい。」
 キヨテルは降谷の前に座り込み、彼のズボンに手を伸ばす。「何でもしますから。」
「何、フェラチオする気か?」
「要求だけしたって駄目でしょう? 誠意を示さなければ。」
「つーかしたばっかだし、もういい……。若いころと違って、そんな何回も出来ない。」
 降谷に引きはがされた。「後、何しても、俺は尻叩きを止めるつもりはない。何回も説明したが、俺の性癖だからどうしようもないんだ。アンドロイドのお前に理解しろと言うのは、酷な要求なんだろうが。」
「マスターはいつも僕の我が儘をきいて下さいます。今回だって、きいてくれてもいいじゃないですか。」
「そうだったか?」
「はい。いつも聞いて下さいます。」
 キヨテルは降谷の隣に座ると、彼を見上げた。目をウルウルさせる。
「要求を通すために、嘘泣きまで出来るのか。ってか、いくら俺がゲイでも、それはちょっと気持ち悪いな。止めてくれ。」
「酷いですよ。」
 真面目な顔で言われたので、キヨテルはむくれた。
「そっちの方が可愛く感じる。」
「もう。……どうしても駄目ですか?」
「駄目だって。諦めろ。」
 頭を軽く叩かれた。そろそろしつこいと怒ってもおかしくないが、笑っている所がマスターの心の広さを表しているとキヨテルは思う。
「僕のお尻をぶつのは、罰の意味だけではなく、マスターが性的な快楽を得るためなんですよね?」
「そうだぞ。」
「僕が暴れたりと、マスターに迷惑をかけるようなことしても、そして、今だって、しつこいと怒りもせず、根気よく僕に付き合って下さるマスターが、お尻を叩くことに関しては、自分の快楽を優先するのが、僕には理解出来ません。」
 キヨテルは息をつく。「でも、僕と付き合うことは、マスターにとって精神的にも、身体的にも、そして金銭的にも大変なのに、見返りが少ないと感じています。僕に出来ることは、家事とセックスだけです。精神的支えになることは出来ませんし、妻代わりにすらなれません。」
「……。」
「だったら、お尻をぶたれるのくらい、我慢しないといけない気がしてきました。本当なら、もっと色んなことでお返し出来たらと思っているんですけど、今の僕にはそんな余裕がありません。」
「うーん……。結論自体はいいんだが……。どうしてそう、損得勘定だけで物を考えるんだ? 愛とかもっとこう、情を感じるような考え方は出来ないのか?」
 降谷が唸る。「アンドロイドには難しい要求なんだろうか。それとも、俺の愛し方が足りないのか。」
「いえ……。どうしても負い目を感じてしまうんです。僕はあの人につけられた傷で貴方を苦しめるし、なのにあの人が忘れられない。だから……。」
「それなら仕方ない。







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 長いので分けた。これで終わりますようにw