ザンちゃんのブログ 桑木野家2

2018.04.11 桑木野家2
「ザンは精神も強いのでそうしていたが、ひろみはどうであろうか。加減を見極めねばならぬ。」
 タルートリー叔父さんが懐疑的な表情になる。
「虐待するつもりはないから、やり過ぎには注意するよ。ただ、ひろみって、ああいえばこういう生意気な子だからねー。お尻叩きまくることになるのは、変わらない気がするな。」
「ふむ。そうであったな。親には絶対服従は一番に躾なければならない事項だ。」
「そうそう。生意気とか口答えとかは、させないようにしないとねー。」
 二人が怖い顔でこっちを見る。わたしは怖かったが、それよりも先に口が動いた。
「反抗期は自立に必要な……。」
「早速だ。ルトーちゃんがする? それとも、あたしで様子見する?」
「最初から厳しくしておいた方が、ひろみの為であろう。」
 タルートリー叔父さんが言い、わたしはあっという間に彼の膝に乗せられた。
「いや、ちょっと。」
 まだ心の準備もしてないのに、叔父さんは、手早くわたしのズボンとパンツを下ろした。
「最初から裸のお尻かー。ほんと厳しいね。」
「生意気と口答えは、一番厳しい罰が必要な罪だからの。」
 バチン、バチンとお尻を叩かれ始める。
「それが一番重いって、何でも言うことを聞く奴隷が欲しいって事じゃん!」
 お尻叩きの痛みの強さに驚きながらも、わたしは叫ぶ。痛くて辛い。でもお尻叩きを楽しみたい。そんな気持ちがある筈なのに、何故、こんな台詞が吐けるのか。自分で自分が分からない。
「あーあ、ルトーちゃんにそんな口聞いちゃって。泣かされるよー。」
 ザン叔母さんが呆れている……。
 裸のお尻に飛んでくる平手は物凄く痛くて、わたしは喚く。ザン叔母さんは、こんな痛みに毎回耐えていたのだろうか。それとも、これは一番厳しい罰だから、普段は、そこまででもないのだろうか。痛すぎて、お尻叩きへの憧れも吹き飛びそうだ。
「もう生意気言わないからぁっ。」
「これからはそうしなさい。」
 タルートリー叔父さんは、わたしを運んだ時のように、素っ気なかった。
 その言葉通り、初めてのお尻叩きだというのにこっぴどく叩かれ、わたしは泣きじゃくる羽目になった……。勿論すぐに後悔して謝ったが、無視されて叩かれまくったのだった。

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木檜家で、ザンが魔法使えない奴が書きたくなったので……。だったら遅坂家でよくねと思ったけど、まぁw 減らそうと努力しても増えちゃうなぁ。だったら一番最初の奴、残しとけば良かった。一番目だから思い入れもあるし。

桑木野家

ちなみに、たまたま北海道に帰省していて、新潟中越沖地震に出くわさなかった実体験があるぜ……。それを膨らませて悲惨にしてみた。孤児院から引き取るパターンは飽きたし、要らないって言われる奴はパクリだし、そもそも切ないしw
 姑に運がいいと言われたなー。姑は地震に吃驚して顔をぶつけたんだっけ。批難して車の中で寝泊まりすると、エコノミークラス症候群になる……と騒がれ始めたのも、この地震からだったな。

 桑木野(くわきの)。