ザンちゃんのブログ 小説版 水原沙紀の日常2

「ねーねー、黒崎君。勉強を教えてー。」
 沙紀が俊英に声をかけると、彼がのけぞった。
「ええっ。いくら、中間が近いからって、水原がそんなこと言うなんて、明日、槍が振るんじゃ。」
 抗議しようと沙紀が口を開きかけると、香澄が現れた。
「槍なんて甘いよ。日本滅亡ぐらいするね。」
「二人とも失礼過ぎるでしょ。わたしだって、さすがにテスト勉強ぐらいするもん。」
「しない。」「沙紀はテスト勉強すらしない子だよ。」
 沙紀を知り尽くしている幼馴染みの香澄はともかく、俊英にまで冷たく言われ、沙紀は嬉しいような、悲しいような複雑な気持ちになった。
「あっ、分かった。」
 香澄が手をぽんっと叩く。「次のテストが悪かったら、お小遣い停止になるんじゃない? ゲームを買えなくなるから、いくら沙紀でも仕方なく勉強することにした。」
「おおー、藍沢は特Aなだけあって、頭良いな。……そういや、銀鱗の降臨の新作がもう少しで出るんだった。その為にも、小遣いが必要だもんな。」
「お尻叩かれても勉強しない沙紀の為に、沙紀の親も色々考えてるんだね。沙紀、愛されてるねー。」
「あのおっかない白河先生を泣かすくらいだもんなー。水原は手強いよ。」
 沙紀が何も言わないうちから、二人で話しが進んでいく。頭がいいと、こんなにも違うのか。沙紀は香澄に俊英をとられてしまう気がした。
「って、わたし、白河先生を泣かせてないよ!?」
「クラス分けについて質問しただけで泣いてたじゃん。俺、4コマ見たからな。」
「ううう……。酷い……。」
 沙紀は泣きたくなってきた。
「冗談はともかく……。特Aの藍沢じゃなくて、Bの俺でいいのか?」
「う・うん……。黒崎君がいいの……。」
 真っ赤になった沙紀を見て、香澄がニヤニヤした後、沙紀の肩を軽く叩いていなくなった。察してくれたようだ。
「ふーん。俺で良ければ教えるけどさ。代わりに、血煙の鎧で詰まってるとこあるから、教えて欲しい。どうやっても解けなくて……。意地より、先に進みたい気持ちが強くなってきてるんだ。」
「うん。いいよ。」





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 ゲームのタイトルはランダムネームジェネレータから。厨二病っぽかったり、血なまぐさくなったなw