ザンちゃんのブログ 東雲家 サクランボと大嫌い

 部屋に居る初とキヨテル。
「Ranaはメイドに慣れてきたかな? ちょっと様子を見てくるね。」
「はい、行ってらっしゃい。」
初が消える。
「マスターが、Ranaさんを好きになってきて良かったです。僕が欲しいと言ったって理由で買ってくれたのはいいですけど、あまり構ってあげていませんでしたし。」


廊下に立つ初。
「この部屋に居るんだったかな。」
Rana「マスターが大っ嫌いなんです。」
 青ざめた初が無言でそのまま去る。


台所。Ranaとメイド。
Rana「サクランボってこんな可愛いのに、どうしてマスターは嫌いなんでしょう。これって美味しくないんですか?」
「わたしは美味しいと思ってるよ。」
Rana「じゃあ、どうしてマスターは。」
「あんたはロボだから食べられないんだっけ。じゃ、坊ちゃまに直接訊いてみたらどうだい?」
Rana「そうしますね。」


部屋に入って座る初。
「まあ、キヨテルに比べたら冷たく接してるとは思うけど。大嫌いとまで言われるとはね……。」
「え、Ranaさんがそんな事を?」
「うん。僕のことが大嫌いなんだって。」
 青ざめる初。
「そんな……。」
キヨテルも青ざめる。
そこへRanaが入ってくる。
「マスター、おやつのケーキですよー。……あれ、ふたりとも青くなってどうしたんですか。」
初がRanaの頭を撫でながら言う。
「キヨテル程は愛してあげられないけど、これからはもっと構うよ。嫌われてるの辛いしね。」
「えっと……。わたし、マスターのこと嫌いじゃないですけど……?」
 戸惑うRana。
は「え、僕のこと大嫌いって言ってたでしょ。」
Rana「言わないですよ!」
は「隠さなくていいよ。僕、君に冷たかったし。当然だね。」
Rana「隠すも何も……。わたし、マスターのこと好きですよ。」
は「嘘つかないで。君が、僕が大嫌いって行ってるの、聞いたよ。」
Rana「えー……。あ、分かったーっ。」
キヨ「何がです?」
Rana「これ、サクランボが乗ってるケーキだったんですけど、マスターが大嫌いだからって話になって。多分、マスターはそれを聞いたんですよ。」
は「なーんだ。そんな事だったの。」
キヨ「勘違いで良かったですね。」
は「良くはないよ。Ranaを大切にしていないって自覚があったから、僕は勘違いしたんだから。身に覚えがなかったら、僕は台所に入って、Ranaを問い詰めていたはずだよ。」
 初は溜め息をつく。「だから、本当にRanaに嫌われないようにしないとね。」
「嬉しいですー。」
「……あれ、キヨテルまで嬉しそうだね。」
「マスターがRanaさんを構ってくれるのは嬉しいんですよ。」
「ふーん。……そうは言っても、キヨテルだって僕に甘えたいでしょ。おいで。」
「はい。」


Rana「あ、マスター、どうしてサクランボが嫌いなんですか? マスターと可愛さが被るからですか。」
は「何、訳分かんないこと言ってんの。種を口から出すのが下品で嫌だからだよ。だから、サクランボに限らず、種がある果物は嫌いなの。」
Rana「うーん。食べ物が食べられないのでよく分からないです。」
キヨ「僕も分かりません。」
は「ま、君達は気にしなくていいよ。」


16年3月11日

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 降谷家と下屋家の2P漫画のネームを書いたので、近重家と東雲家でも何か書きたいと思ってネタ出ししたら、思ったより長くなったw MMDで動画にしたいと思って書いた物なので、台詞の前に名前がある。