ザンちゃんのブログ 小説版 師匠と弟子1? 出張何でも屋さん

 クロートゥルのレベルが10になった。
「もう一人でも、どんな町や村にも行けるようになったな。」
「はい。」
 クロートゥルは、頭をかく。「始めた時は絶対そんなの無理って思ってたけど、やれば出来るようになるもんだなー。」
「慣れの問題だからな。……さて、そろそろ、本来の目的を始めることにしようか。」
 エイラルソスがクロートゥルの頭をぽんぽんと叩く。
「えっと……。人々の願い事を叶えるんでしたっけ。」
「そうだ。魔法修行の為と、親しみやすい大魔法使いクロートゥルになる為だ。」
 エイラルソスが厳しい顔になる。「注意事項がいくつかあるので、これに書いておいた。」
 メモを渡された。

 ・クロートゥルが出来る範囲で魔法で願い事を叶える。
 ・貴族など、地位のある人の願いは叶えない。今のクロートゥルでは荷が重い。
 ・お礼は少額、そして必ず貰うこと。
  ※大金をくれようとする人は居るだろうが、それだと他の人が頼み辛くなり、修行にならない。
  ※お金を貰うことによって、プロ意識が育つ。そして、お金を貰うのだからという責任感から、いい加減なことはしない。

「はー……。金取るんですか。」
「最初はやりにくいかもしれないが、自分にも相手にもその方がいいんだ。」
「そういうもんですかね。」
 クロートゥルは首をかしげる。
「ああ。……で、初めては……。」
 エイラルソスが顎に手をやり、目を伏せたが……。顔を上げて言う。「ああ、故郷の村で良いか。」
「師匠の?」
「わたしの故郷でも別にいいが……。そうではなくて、お前の村だ。」
「知っている人が多いし、やりやすそうですね。」
「そういうことだ。」


 エイラルソスの瞬間移動で、故郷の村の外に着いた。
「すぐ側でいいんですか?」
「移動はMPがもっと豊富になってからにしないと、肝心の願い事を叶える分が無くなってしまうからな。」
「そうですね……。」
「瞬間移動を教えてしまえば、こんな二度手間は要らなくなるんだが……。」
「MPが増えても、師匠の島から俺一人で出られないのが問題ですよね……。」
「そうなんだ。だから、この何でも屋で色んな魔法を使い、熟練度を上げ、早くレベルを上げたい。」



 1番目のお客はクロートゥルの友達。皆が何なのか分からなくて戸惑っているし、クロートゥルは誰も願い事してくれなくて寂しがってるのを察して、名乗り出てくれる。何なのか分かった後は引っ張りだこに。





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 ※ツクール練習用に簡単なゲーム作ってたら、やけに熱が入ったので、小説に。弟子と師匠の名前はランダムネームジェネレータにしたら、妙に大層な名前になった。師匠はともかく、主人公が大袈裟になっちって庶民の息子っぽくないw

表紙。

師匠と弟子