ザンちゃんのブログ 東雲家 番外パラレル 交換 書きかけ

 『特に何かした記憶は無かったけど……。でも、明らかに違うし……。今度は僕の番ってことだよね。』
 初は辺りを見回す。『と言っても、キヨテルと違って、時間旅行系じゃなくて、パラレルワールドかなあ。これは。』
 少し前まで、キヨテルは度々、過去にタイムスリップしていた。最初は戸惑っていたキヨテルも、9歳の初との交流を楽しんでいる様子だった。そして、9歳の初も。
 現代の初には、9歳の頃、眼鏡の執事と交流していた記憶など無い。別の世界ということなのだろう。
 そんなキヨテルが最後にタイムスリップした先に居たのは、中学生の初だった。彼は久しぶりにキヨテルに会えたことは喜びながらも、彼の中でキヨテルは既に過去の存在となっていた。大した会話もないまま別れたと、キヨテルが寂しげに言っていた。それから暫く時間が過ぎたが、もうタイムスリップもないようで、初は安心していたのだ。
 その矢先。
 今度は自分が不思議体験をすることになってしまったようだ。


 そこは東雲家の初の部屋だった。一見、いつもの自分の部屋に見える。が、よく見ると違っていた。現在進行形で使われていると思われる大人の玩具が取り出しやすい位置にあるし、胡散臭いものから丁寧なものまで様々な性関連の書籍が積んである。それらは確かに初の所有物ではあるのだが、既に飽きてしまい込んでいたもので、いつでも使える位置に置いてあるのがおかしかった。
 『だから、最初は過去に来たと思ったんだけど……。でも、いくら僕でも、部屋に入ってすぐ目に付く位置に置くわけない。母様が見たら倒れちゃうよ。』
 偏った知識を蓄え、玩具を集め、年齢を満たしたからはセクサロイド達で、実践やら実験やら何やら繰り返した。なので、初の母親は、息子が性的なことに関して異常な関心を抱いていることを危惧している。しかし、さすがにここまでとは知らない筈だ。
「それに、常識を無くしたつもりはないんだよね。」
「独り言ですか。」
 振り返ると、執事服姿のキヨテルが部屋へ入って来るところだった。自分の知ってるキヨテルとの違いを探す必要は無かった。初の可愛いキヨテルは、こんな酷薄な表情を浮かべることなどないからだ。
「うん。」
 返事をしながら、初はまじまじと、この世界のキヨテルの顔を眺めた。
 『キヨテルってこんなに冷たい顔が出来るんだ……。』
 “いつも笑顔な優しい先生”が、キヨテルのパッケージに書いてある彼の売りの筈なのに。実際。初の知っているキヨテルは、大人しいし優しい性格だ。追い詰められない限りは。
「そうですか。」
 キヨテルは壁にいくつもぶら下がっている、鞭の一つを手にした。初はお尻を叩くのが好きという特殊性癖の持ち主だが、そんなものをコレクションした記憶は無い。ネットで画像やら動画を漁ったから、存在は知っているが実物は殆ど見たことがない。初の母親が一つだけ持っているが……。
 『ここってどういう世界なんだろう?』
 ここが異世界であるという事は初の中で決定していた。初はファンタジーが現実に起きて欲しいと願っているわけではないが、こんなに自分の知っている世界と違うのだから、異世界に決まっていると思っていた。違ったらむしろそっちの方が困る。
 初は鞭を持ってやってくるキヨテルに気づき、とりあえず今は、その疑問を置いておくことにした。
「ねえ、キヨテル。どうして僕を叩こうとしてるの? この世界での独り言は、鞭で叩かれるような罪なの?」
「そんなわけないでしょう。マスターは何を言ってるんですか?」
「だって、他に、キヨテルにぶたれる理由が思いつかないんだもん。」
「……様子がおかしいですね。」
 初は、キヨテルに顎をつかまれて、上を向かされた。「どうして怯えないんですか? いつもなら、鞭を持っていなくたって、泣いてるのに。今日は随分と余裕ですね。虚勢を張ったって無駄なことは、その体へ教え込んでる筈ですが。」
「この世界のキヨテルは、随分と怖いんだね。」
 初は、大袈裟に怯えてみせる。
「“この世界”と2回も言ってますが、現実逃避でもしてるんですか? 自分は別の世界からやってきたから、アンドロイドなんかに怯えない強さを持っているとでも?」
 初はソファに手をつかされた。「そんな夢を見たって無駄だってことを、また思い出させてあげますよ。」
「……キヨテルに支配されるようになってから、日が浅いのかな?」
「5年は経ってますけど。」
「なっがいねー。」
 初は思わず吹き出してしまった。キヨテルにズボンを下ろされていて、それどころではなかったのに。「こっちの世界の僕って、マゾか何かなの?」
「……貴方は本当に、僕のマスターではないようですね。しかも、本当に異世界から来たようです。」
「どうしてそう思ってくれたのか分からないけど……。なら、どうしてパンツ下ろすの。」
「貴方が異世界の人間だからと言って、僕が行動を改めたり、異性間の人間に合わせる理由はないでしょう? 郷に従えという言葉もありますし、この世界での人間が、どんな立場なのか教えてあげますよ。」
 鞭が飛んできた。
「いった……。うわあ、久しぶりだよ、この痛さ。母様に最後にぶたれたのって、何年前だっけ?」
「暴れないで下さい。」



****
最初はうまくそっちの黒いキヨテルを操って、被害を最小限にとどめてた けど、段々それも上手く行かなくなり…… てんてに犯されながら、ふと、彼の頭を撫でてみたら…… てんてを従えることが出来るように 頭の部分に何か仕込まれてるとか? と思ったりするも……


元の世界 大人しい初に最初は喜んでいたキヨテル やたら怯えてる初をなだめたりするのが大変だが、厳しい初に叱られなくて済むので、天国だと思ってた しかし、段々、初らしい部分が皆無な異世界の初に、物足りなさを感じるように 美しくて、優雅で、裏腹にえっちな初が好きなのだと思い知る

異世界の初 頭を撫でるというご褒美をちらつかせつつ、再びてんてを従えるようになった初 しかし、マザコンでもある初にとって、母が酷い目に遭ってるこの世界はきついものがある 母を従えてるアンドロイドは頭を撫でても駄目だったし ……ってーことでお互いに戻りたい、戻ってきて欲しいと望む


 目が覚めると、キヨテルに頭を撫でられた。
「お目覚めですね。大丈夫、怖くないですよ。」
  何処か疲れた様子だが、優しい表情を浮かべたキヨテルに優しく抱かれる。「僕はマスターに痛いことはしません。」
 くどいくらい念を押される。
「僕のキヨテルなの?」
「はい?」
「ここは、アンドロイドが人間を支配してたりしなくて、それどころか、高性能なアンドロイドが歌う為だけに作られてるくらい汎用的になってる割には広まってないっていう、いびつな世界なの?」
「マ・マスター?」
「あっちも充分いびつだったけど、こっちも結構変だなと思って。」
 初はにっこり笑う。 「マスター、戻ってきて下さったんですね……!」
「うん。やっと戻ってこられたよー。」
 泣きながら抱き合う二人。
 初がキヨテルにたまに怯えたりとか後遺症はあるけど、まあハッピーエンド



★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 てんてが初ちゃんを支配してる、役割逆の世界って思いつつ話を進めてたら、アンドロイドが人間を支配してたw 初ちゃんのままんなんてエロい意味でひっでー目に でも、マスターと呼ぶのは変わらない で、初ちゃんは腹黒さを生かして、なんとかそっちのてんてから酷い目に遭わないように誘導しつつ、その世界の情報を引き出してた そっちの世界の初ちゃんは普通の方に来てて、妙に怯えてる初に対して、東雲キヨテルが、色々推理してた

向こうの世界の初が帰りたくないと言ってたりとか、初ちゃんがままんのひっどい姿を見たくなくて、部屋に入るのに長時間かかったとかは、小説として書けばいいよなあ 今は大まかなメモだけで しかし初ちゃん設定もりもり