ザンちゃんのブログ ボカロ先生11 書きかけ

「なあ、武夫。“れーき”と“よーき”を教えてくれよ。俺、気になってて。」
「れーき、いとがみーな、ありまちゅ。られれも(訳=霊気は、人なら皆あります。誰でも)。」
「人間なら誰でも? 俺やお前のお父さんも?」
「あい。」
「でもさ、俺、お前みたいなことなんて出来ないぞ?」
 マスターが不審そうな顔で武夫を見る。
「のえちゃん、ぃやまちぇんちぇ、お歌うくう。おんがぅ、れきう。絵かけぅ。かーちゃ、おちのーと、れきぅ(訳=お歌を作る、音楽が出来る、絵が描ける。会社では仕事が出来る)。」
「武夫、お前、何で俺が総合Pだと知ってんだ?」
「……う?」
 武夫がぽかんとした顔で、近重を見た。
「まるで何も分かりませんって顔してるし……。超能力で感じたことだから、言葉は分からないってことなのか……?」
 マスターは、ちょっとだけ怖がっているような顔で武夫を見たが、それを振り払うように頭を軽く振ると、考え込んでいるような表情で言う。「……つまり、俺は、“れーき”っていうのを、超能力の代わりに、色んなところに使ってるってことか。」
「あい。」
「“よーき”は?」
「よーき、よーかぁ、ありまちゅ。」
「よーかぁって何。」
「多分、物の怪のことかと。……一般的には妖怪でしょうか?」
 武夫の父親が言った。
「え? 妖怪って実在してるのか……?」
 マスターが目を見開いた。
「武夫の所為なのか、我が家には時々訪れます。」
「ええー!? すげーっ!! ……う、ちょっと見たいような、見たくないような……。怖い気もするし。」
 マスターは驚いたり、感心したりと忙しそうだが、キヨテルにはちんぷんかんぷんだ。
「マスター、あの、妖怪ってどんなのですか?」
「んー、物語的には、長く使っている物や、粗末に扱われた物、あるいは恨みとか怨念なんかがある人間が、化け物に変わる……って感じだな。
 物で言えば傘か。人で言えば、鬼婆とかが絵本なんかにも出てきて一般的かも。動物なんかでも、長く生きたやつが変わったりする。」
「はあ……。」
 よく分かりませんとキヨテルは思う。
「悪いことをするのもいるけど、長く生きた動物や大切に扱われた物なんかは、いいことをしたりもする。日本には800万の神様がいるってだけあって、色んなのがいるんだよ。
 エコとか関係なく、日本には昔から物を大切にしなさいという教えがあるから、そういえ考えがあるんだな。」
「つまりは、魔法のように、作り話の中に存在するものなんですね。」
「……キヨテル、お前は夢がないなあ。……アンドロイドに求めすぎか?」
「うう、ご免なさい。」
「まあ、キヨテルの所為じゃないんだろうけど。」
「……我が家に訪れる者達は、人間とほぼ変わりません。一見、人間に、角やら尻尾やら翼やら……をつけただけに見えます。当然、例外もいますが。」
「へー。そ・それなら見てみたいかも……。」
「あの、マスター……。止めておいた方がいいのでは……。だって、化け物なんでしょう? 危ないですよ。」
「でもさ、武夫と父さんは無事なわけだろ? だったら……。」




ここまでー

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 近重が遅坂家に来そうだw 全くそんなつもりなかったのにw
 会わすとしたら暇なラルスか、友達のシーネラルかねぇ。トゥーリナは忙しいし、ザンとターランはそんな優しくないし。ぺテルは治ってるし。
 ラルスは普通の人間の近重には興味持たないだろうから、無難なのはシィーだな。……って会わす気満々だな。人選してw

 前回までとおよび番外は↓ のリンクからどうぞ。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~zanneko/cgi-bin/htmldwarf/novel/bokaro/sonota/bosensei.html

魔力の説明↓
まりょは、まほの人、もってぅ。てーし、あぅま、よーせー、せーまかぁのいと。