ザンちゃんのブログ 魔法界 3 シャスタ

 数年が過ぎ、わたしは学校に通い始めた。お尻を叩かれる頻度は平均すると一週間に2度程度になっていた。娘が居ることに慣れた両親は、それ程頻繁にはわたしを叩かなくなっていたのだ。毎日どころか 1日何回も叩かれるのはさすがに辛かったので、ホッとしている。
「お早う。」
 わたしは挨拶をしながら教室に入る。わたしは学校でも、わざわざ虐待で有名な夫婦の娘になった変人扱いなので、一人を除いて誰も声をかけてくれないし、挨拶の返事もして貰えない。そんな嫌われ者のわたしに構う、わたしとは別の意味での変人は名家の息子シャスタである。名家の子息が同じ学年なのだ。ちなみに学校に通う子供はそんなに多くないので 、1学年1クラス。魔法界の総人口は多いが、魔法使いは長寿なので子供を作る頻度が少ないらしい。
 その学年で習得する魔法を全て完璧に覚えれば次の学年に行けるが、行けなければずっと同じ学年にいることになる。逆に、1年を待たずに次の学年になることも可能だ。だからクラスの年齢は様々で、年下の者が数個上の先輩だったりすることも有り得る。ただし、名家の人間は庶民と過ごすことが学校の勉強の一つなので、どんなに優秀でもどんどん先に行くことは許されない。だから、シャスタはわたしと同じ年齢だった。
「お早う、ひろみ。」
 シャスタはにっこりと挨拶を返してくれた。名家の人間の義務としてわたしに構ってくれてるのか、彼に訊いたことがある。しかし、彼は義務でもないし、好奇心でもないと答えてくれた。同じく厳しい躾を受けている人間として親近感を持っているそうだ。例え、生まれてしまったから仕方なくそうされている彼と違って、わたし自身が望んだとしてもだ。
「シャスタ、お早う。」
 名家の人間へは“様”を付けるのが一般的だ。人間界なら貴族のようなものなのだから、本来、友達感覚で付き合う相手ではない。でも、わたしは親しくしてくれる彼と、一線引いた付き合いをするなんて、寂しくて出来なかった。そうやって、馴れ馴れしくしているのも、嫌われる原因ではあるのだが。
 呼び捨てはクラスメイトに批難されるどころか、教師にも叱られるが、わたしの両親はお仕置きだけはしっかりしても、止めろとは言わない。父は特に面白がっていて、好きにやれと言ってくる。なのにお仕置きをするのは、どうも親としての体面を保つ為らしい。子供のすることだから見逃して貰えているというわけだ。




15年10月9日

わたしが叩かれる話 色々

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 何年も前からたまーに考えてるやつを書いてみることにした。ずっと前から考えているので様々なパターンがある。この話とは違い、スパのある家庭が多いので、普通の家庭に引き取られる奴とか。
 わたしはその普通の家に引き取られて落ちこぼれで両親から叱られてばかりのパターン。
 優秀だけど型にはまらないので、手に負えない困ったちゃんパターンとか。
 名家の息子シャスタが学校に通っていて、同じクラス。シャスタのことは様付きで呼ばなければいけないんだけど、型破りな方のわたしは彼を呼び捨てにしている。そこも困られている。シャスタ本人は面白がっている。困ったちゃんの方のわたしは、名家の子供にならないまま、シャスタを超えようとしている。名家の子供にならないかと言われているけれど、なってしまったら意味がないのでと断っている。

 落ちこぼれ過ぎて、あるいは、シャスタへの呼び捨てを止めない所為で、両親に殴る蹴るの虐待されてしまった挙げ句捨てられたり。とりあえず王家で暮らしてるけど、普通の人達が豹変するようなわたしを引き取りたい人達が居なくて、本文に書いた虐待家庭に引き取られたりとか。
 落ちこぼれの方のわたしは、その家庭でじっくりと向き合って貰えて魔法が使えるようになる。魔法と関係ないとこで意味も無くお尻ぶたれて泣いたりはするけど、魔法が使えるようになったので受け入れていたりw
 有能な方のわたしは、禁断の魔法を教えて貰ったり、シャスタへの呼び捨てはする度にお尻を叩かれるけど、好きなようにすればと言われているので、楽しかったり。